水道メーター廻りは点検調査がやりやすい場所なので、
その部分の調査を行うことで建物全体の給水設備の劣化がある程度予想ができます
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マンションの排水管はつながっている
●排水設備は「専有部」から「共有部」まで全てつながり機能している
マンション・ビルの水道設備の「排水管」「排水桝」の劣化は住環境にとって大きな問題です。特に「排水管」の劣化は、原因が共有部と専有部の境界が曖昧であったり、「異臭」「トイレの詰まり」などの症状が出るため居住者間の大きなトラブルになりますので、事前の点検・対策は非常に重要といえます。
排水管の劣化調査は、「専有部」だけでなく「共有部」の排水管、また屋上にある「通気金物」地中に埋められている「排水桝」までの総合的な調査が必要になります。
排水管の劣化調査はいつ行う?
●排水設備老朽化の目安(チェックリスト)
左の項目の症状がでたら設備専門業者に依頼して劣化調査・診断をします。しかし、症状が確認できない段階で調査をすると、トラブルが未然に防げる可能性があがります。
排水管の劣化調査の方法は?
●目視と内視鏡を浸かった調査を「専有部」「共有部」それぞれ包括的に調査
排水管の調査は、各家庭の「専有部」とマンション全体「共有部」の2つのエリアを目視と内視鏡カメラにを使い調査します。
内視鏡のカメラによる撮影は、劣化の具体的な診断ができるだけでなく、適切な予算で最適な工事をするために大切な情報となります。
排水桝の劣化も専門家による詳細な点検をすることにより、どこの部分が劣化が進んでいるかを把握でき、効果的な更新工事を行うことができます。
●排水管劣化調査の方法
①準備
概略の状況確認→図面を準備→専門による業者現場の状況確認
②内視鏡による調査
専有部「キッチン・ユニットバス」の排水管調査
マンションの排水設備は、各部屋の排水を1本の排水管に集め、屋上まで伸びた排水立て管の頂部に伸頂通気管を設置する方式が一般的です。共有部の排水管の点検では、屋上から「伸頂通気金物」を点検後、外し(この金具が劣化して排水管に悪影響を与えている事もあります)内視鏡カメラを挿入して調査・撮影します。
●外部排水桝周辺の調査
排水管の劣化調査はマンションの建物の中だけではなく、外部の排水枡周辺も行います。掘り起こして目視、あるいは内視鏡を使い、次のような問題がないかを調査します。
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①排水桝に亀裂があり、排水が染み出して地盤沈下が起こるケース
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②逆勾配により排水が残留してしまうケース
調査報告書について
●排水設備調査報告は素人にも分かりやすく、住民全員が情報を共有できるものを
劣化調査の結果、修繕工事が必要となった場合、現状は全ての住民で情報共有することが大切です。「分かりやすい調査報告書」と「しっかりとした見積もり根拠」を提出できる、信頼のおける専門業者に依頼することが重要です。排水桝に異常があると、下水にうまく排水が流れなかったり、悪臭や詰まりの原因になることがあります。右の報告書は、排水桝内部を目視と鏡を使用し問題の場所を特定、確認して、それぞれの状況を診断して報告した例。
排水管および排水桝劣化調査報告書の一例
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