普段は地下にあるため、その存在を意識しない排水設備。しかし故障すると生活環境が悪化する大きなトラブルに。お住まいのマンションの排水ポンプや排水設備について、今一度見直してみることが必要
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排水ポンプの役割と種類
●排水ポンプは原則として2台一組で設置する
集合住宅における排水ポンプとは、建物の地下にある排水槽(水道桝より低い場所にある)から、汚水、雑排水、雨水をくみ上げて、下水管に放流するポンプのことです。
国土交通省指導の「建築設備設計基準」に基づき、排水ポンプは一般的に2台1組での設置となります。2台で交互運転しているので、ポンプの寿命を伸ばすためだけではなく、1台故障した時のバックアップとなります。
河本ポンプの強化樹脂製排水水中ポンプWUP4形
左から、非自動型、自動型、自動交互内蔵型
●排水中の異物が通過できる大きさと、自動スイッチの機能
マンション地下などに設置された排水槽の汚水により、ポンプ口径の何%まで通貨できるかを考えてポンプを選択します。
また自動運転の仕組みにより、フロートスイッチ(浮き玉)が無い「非自動形」、フロートスイッチが2個付いている「自動型」、フロートスイッチが3個付いている「自動交互型」の3種類があり、設置環境や用途により機種を決めます。
排水ポンプの寿命と交換のタイミングは?
●ほとんどのケースで修理はせずに交換をする
排水ポンプは、ほとんどの場合、異音や自動運転しなくなるなど、補修ができない状態での依頼が多く交換工事になります。
耐用年数は5年〜10年以内と短いのですが、2台設置が基本なので、1台が動いている内に更新工事を行います。
排水ポンプ工事について
排水ポンプが故障すると・・・
●汚水の排水ができなくなり、生活に大きな支障がでる
排水ポンプが故障すると地下が排水で溢れ、悪臭その他様々な問題が発生してマンションの生活に大きな支障が出ます。その場しのぎの漏水対策より、排水管全体の老朽化を考えることが重要です。
故障を長引かせると故障の規模も拡大し、ポンプだけでなく周辺の設備や建物そのものにも影響が出ますので、異常を感知したらすぐに点検・修理することが肝要です。
排水ポンプ更新・補修の事例
●ポンプ更新だけではなく専門家による設備全体の見直しを
最近では、ゲリラ豪雨など予想をこえた気象現象も頻発しています。排水設備も定期的な点検はもちろんですが、今まで以上にしっかりとした設備と対策が必要になってきています。排水ポンプの点検の際は、専門家に設備全体の点検をしてもらい、工事の提案をしてもらうべきでしょう。
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