マンションの各住居でのリフォームは、
設備工事の面で一戸建てのリフォームとは異なるノウハウが必要になる
CONTENTS
専有部の給水・給湯管改修工事の特徴と工法について
●2種類の工法の特徴
専有部の給水・給湯管改修工事は、「露出配管工事」と「隠ぺい配管工事」の2種類があります。「露出配管」とは、配管モール材を使用して壁、天井を配管を露出して各器具に接続する方式です。
メリットは、床・壁・天井材をいじらないので、内装工事がほとんど発生しないため、安価。短納期で工事ができます。デメリットとしては、配管が露出するので部屋の美観が損なわれます。
「露出配管工法」による専有部の給水工事
「隠ぺい配管工法」による専有部の給水工事
「隠ぺい配管」とは、隠ぺいされている床、壁、天井内の配管と同じルートで配管を取り換える方式。メリットは、配管が一切露出されないので美観が損なわれません。デメリットとしては、床・壁・天井材を含めて改修するので、内装工事が発生して工事費が高くなり、工期が長くなるケースがあります。
マンション専有部配管周りリフォームのポイント
●共有部との接続や工事計画との兼ね合いに注意
専有部の配管周りの設備工事は、共有部設備工事との兼ね合いが非常に大切なポイントとなってきます。共有部の配管工事が、露出配管か隠ぺい配管で行われるかによって、折角のリフォーム工事が無駄になるケースも少なくありません。
また共有部との結合には精度が要求される工事になりますので、お部屋のリフォームでも配管知識、経験のある会社に依頼することをおすすめします。できれば、大規模修繕工事の計画の情報も事前に収集してから工事の計画を立てるべきです。
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