耐圧試験は、管理組合が入手できる客観的なデータのひとつ。身体の健康診断のように定期的に実施して、結果を主体的に管理すれば、設備のメンテナンスコストダウンにつながります
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耐圧試験の目的
●耐圧試験は漏水の調査方法の一つ
耐圧試験とは給水管に一定時間圧力をかけることで漏水しているかを判断する調査方法です。マンション内部の給水配管の系統がわからい場合、配管の掘り出し作業をやらずに漏水している系統を判断することができます。
耐圧試験の方法と基準値
●水圧テスト
一般的には水道メーター直後(または、専有部との結合部分)の位置で、現状の水道管の圧力の1.5倍の圧力を1時間かけて給水の圧力を測定します。
●耐圧試験の結果の基準
管材により耐圧試験の結果に対する基準値が変わります。
- □ 鋼管・塩ビ管(HIVP 等) :初期圧力から低下がないこと。
- □ 架橋ポリエチレン管 :初期圧力の60%以上であること。
- □ ポリブテン管の場合 :初期圧力の80%以上であること。
※ 架橋ポリエチレン管およびポリブテン管は、管材の膨張による圧力低下を考慮した数値
※一般社団法人リノベーション協議会「マンション専有部に関する検査方法及び適合基準」より引用
耐圧試験の結果とデータ活用方法
●管理組合が主体的にデータを活用する
計測したデータは客観性のある資料になりますので、管理組合がそのデータを管理・活用することが重要。事前に劣化の状況を把握することが、漏水事故を防ぐと同時に修繕費用の節約につながります。有料でも耐圧試験を行えば、漏水事故による余計なコスト支出を防ぐことができると同時にを居住者のコンセンサスを取る上で重要なデータになります。
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