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給水設備工事のベストなタイミングとは?
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今までの工事経験から申し上げると、給水設備をどんなタイミングでどのような内容の工事をするかどうかの判断はとても難しく、「はい、古くなったので来月工事しましょう」と簡単には決められません。まずは、お住まいのマンション①給水管の『種類』と②直近の工事履歴と内容をを確認しましょう。次にInformationを参考に③水道管のおおよその『寿命』確認します。この3つの情報を集めると、管理組合として(給水管の)最低限の状況を把握することができます。多額の費用が発生する共有部の更新工事に関しては、(居住者の代表である)管理組合自身が現状を把握した上で、計画的な劣化点検と資金に無理の生じない修繕計画を立てることが重要です。
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給水管の劣化は実際に居住環境にどのような問題を起こしますか?
nswer
毎日使う水は、まず「衛生面」での問題に大きく関わります。赤水だけではなく、古いマンションやビルで使われている鉛管は健康被害の報告も出ています。また、更新工事をしていたとしても、共有部と専有部の交換時期のずれや、給水方式の変更による水圧の変化など様々な要素によって給水環境は変わるため、「漏水」などの問題を起こす原因となり、大きな問題となります。特に商業施設などテナントなどが入っているビルは、更新や交換の時期を間違えると、工事費用だけでなく借り主に大きな損害を与え損害も大きくなります。専門家の点検・診断を受け、適切な時期に適切なメンテナンスをすることをおすすめいたします。
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一般的な給水管の種類と修繕工事の目安
マンション給水管に使用される管の材質は、たくさんの種類がありますが、ここでは一般的なマンション共用部に使用されているものについて紹介します。
水配管用亜鉛めっき鋼管
昭和30年〜40年代までマンション給水管の主流として使われてきた水道管です。水道水の塩素消毒や水温などにより、亜鉛が溶けだし白水となり亜鉛がはがれ、鉄部が露出し錆こぶを管内部に形成するため、赤水が発生し、築15年〜20年程度が更新の時期となります。更生工事を行っていたとしても、工事実施後10年〜15年程度が更新時期となります。
水道用硬質塩ビライニング鋼管
昭和40年代から水配管用亜鉛めっき鋼管から代わって使用されたのが、水道用硬質塩ビライニング鋼管です。亜鉛の溶けだしや配管腐食の心配がないとのことで、使用されてきましたが、継手部での腐食は発生しています。昭和60年代から管端防食継手が開発され、ようやく錆発生の問題が解消されました。この防食継手が使用されているマンションは30年〜40年程度、使用されていないマンションは20年〜30年程度が更新時期の目安となります。
水道用硬質塩ビライニング鋼管
マンション給水管の中で最も高額で、もっとも耐用年数が長い給水管です。一番弱いとされる継手部の寿命も40年以上とされており、水温25℃前後の常温であれば100年もつとも言われています。材質は最も高額なものですが、配管工事の施工性が良く、「水道用硬質塩ビライニング鋼管」よりも作業が早く進むため、工事費用は「水道用硬質塩ビライニング鋼管」を使用した場合と大きく変わりません。ステンレス鋼管が新築マンションに使用され始めたのは最近のため、多くのマンションが「水道用硬質塩ビライニング鋼管」となり、築20年〜30年ごろには、給水管更新工事を検討しなければなりません。
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給水管の交換時期を知るためには、どのような調査が必要ですか?
nswer
お住まいになっているマンション(ビル)が1986年以前の給水設備であれば、是非「抜管調査」による劣化の把握をおすすめ致します。詳しくは、本サイトの劣化診断・点検調査のページを参考にしてください。
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●給水管の更新・交換工事の様子
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