Weekly Column

マンションの水道設備を「もっと知りタイム」

もっと知りたい「今週のキーワード」

水道管 老朽化 劣化調査 現場調査 オンライン調査

公開日:2023/12/18

マンションの水道管は、人間でいえば「血管」にあたる設備と言えます。
それは外壁などの劣化は、「外傷」と同じように目視である程度判断ができますが、水道管は建物の中に埋まっており複雑に配管されているので、老朽化や不具合が分かりづらい点が似ているからです。
 
しかし人の健康と同様、水道管の劣化による事故は突然起きます。
 
水道設備の事故を防ぎ設備修繕を成功させるための第一歩は、設備の「老朽化診断」「劣化調査」であり、その方法を理解することがとても重要です。

目次

◯トラブルが起きる前に行いたい劣化調査。適正なタイミングって「いつ」?
◯給水管の老朽化調査はどのように行うの?
◯漏水の疑いがある場合、どんな調査をするの?

今週のもっと知りタイム

本格的な調査をする前に「オンライン」による劣化診断を活用しましょう

トラブルが起きる前に行いたい劣化調査。適正なタイミングって「いつ」?

一般的な設備の耐久年数を目安に調査する

どのマンションでも「中長期的な修繕計画」を持っており、設備の資材や耐用年数などを元にして調査を行うことになっております。

 

https://www.sankou-setsubi.co.jp/services/kyusui.html(給水設備工事の最適なタイミングとは?)

しかしそれはあくまで一般的な指標(目安)であり、マンションにより状況は異なります。たとえば立地が海の近くであれば潮風の影響もありますし、空き部屋の多さなども老朽化のスピードが変わります。

事故の「予防措置」として、お金をかけてしっかりと調査をする

「できるだけ事故の直前に調査をしてトラブル防ぐ」という形が理想ではありますが、なかなかそう上手くは行かないのが現実です。

 

水道の劣化診断は人間の健康診断と同様に、「健康な状態でも、定期的にメンテナンスをすることが事故の防止に繋がります」し、検査に調査費用がかかったとしても、漏水などが起こったあとの修理費用を考えれば、結局は修繕費の節約になることの方が多いようです。

 

施工業者など専門家に相談をして、老朽化調査を行うメリットや、具体的な費用対効果の事例などの情報をもらい、それをもとに「調査を行うための」住民のコンセンサスをとりましょう。

給水管の老朽化調査はどのように行うの?

第1段階で行う調査は主に次の3つです

 

①専門家による「目視調査」:複雑な配管配管を伴う水道設備は専門家の知識・経験が不可欠です。配管、弁、ポンプ、給湯器などの設備が劣化していないか、また漏水や錆びなどの兆候がないかを確認します。

 

②水圧テスト:水圧テストを実施して、水道管が十分な圧力に耐えられるかどうかを確認します。これにより、漏水や水漏れの可能性を評価できます。

 

耐圧試験

③水質検査:水質検査を行い、水道水が安全で清潔であることを確認します。水質が悪化している場合は、配管内での腐食や堆積物が原因である可能性があります。

ここまでは、契約している管理会社が無料、もしくは安価で請け負ってもらえるケースが多いようです。

 

続いて行うのは「水道メーター周りの老朽化調査です。なぜ水道メーター周りの調査をおこなう理由は
「接続部品が多いため劣化が早く、マンション全体の老朽化を判断する目安となる」
「メーターボックスを開き検査ができるので、壁などを壊さずに検査できる」
この2点です。

調査費用をどこまでかけるかによりますが、基本的には配管のつなぎ目などを抜管して劣化状況を確認します。その結果はできるだけ可視化して住民と情報共有するとよいでしょう

具体的な老朽化調査の進行はこちらです。

https://www.sankou-setsubi.co.jp/services/check_water.html

漏水の疑いがある場合、どんな調査をするの?

まだ具体的なトラブルは起きていなくても、初期段階で行う「水圧検査」などの調査結果で漏水が疑われる場合、水道メーター周りの調査とは別に、該当箇所周辺の調査が必要となります。

 

ファイバースコープ(内視鏡)を使い、管内の劣化状態を確認する場合、錆などの状態はわかりある程度の劣化診断は可能ですが、マンション内の長い配管のなかの小さな穴までの特定は難しい作業となります。

なので水圧検査などで漏水の疑いがある場合、「調査」というよりも「工事」の領域になりますが、部屋の壁や床を壊して疑わしい箇所周辺の配管を抜管して取り出し、原因の特定ができなくても交換をする形が一般的となります。

★★★もっと知りタイム★★★

本格的な調査をする前に「オンライン」による劣化診断を活用しましょう

水道管の劣化調査はマンション設備の管理において重要な項目ですが、「いつやるのか」「どこまでやるのか」の判断が難しい業務でもあります。
 
そこで費用や時間のかかる本格的な調査を行う前に、住民の方がネットをつかい施工会社の専門家に簡単に相談をできるサービスがあります。
住民の方と調査員が、スマホを使いオンラインで会話をしながら手軽に現場調査ができる「オンラン現調」です。
 
詳しい調査はできませんが、調査員の指示に従い映像を写しながらの調査は、本格的な調査が必要かどうかのひとつの判断基準になります。
また使われている機材の年式や目視できる劣化状況によっては、専門家の経験や知識から改修工事の方向性などもアドバイスを受けることができますので、一度トライしてみてはいかがでしょうか。

参考記事https://www.sankou-setsubi.co.jp/online/

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